2023/12/23
UNKNOWN ASIAへの挑戦
一年のしめくくりとして、少しだけ今年の活動を振り返りたいと思います。
早々にブログに書こうとしていたのですが、忙しさにかまけて更新できていなかっただけですが。。。
2023年9月15日〜17日の3日間で開催されたUNKNOWN ASIAに初めて出展しました。
〈デザイナー〉ではなく〈作家〉としての出展です。
かれこれ数年、デザインのかたわら作家として絵を制作してはグループ展にひっそりと出展してきましたが、今回初めて大きなアートイベントに挑戦しました。
出展を決めたキッカケ、というのは正直無いのですが、デザイナーとして独立したのがある意味作家としても飛躍したいという気持ちにも火をつけたのかもしれません。
今年の年明け頃にUNKNOWN ASIAへの出展の意思を固め、募集開始と共にすぐ申し込みし、そして無事審査も通過。ほっとしたのが6月頃で、そこで冷静に開催日までの日数を逆算。準備期間は約3ヶ月・・・間に合うのか?
そこからバタバタと、本当にバタバタと準備を開始。
作品の構想はある程度練っていて、手をつけているものもあったものの完成している作品はひとつもなく、毎日毎日「これは本当に出展できるのか??」と不安と戦う日々。
なぜこんな大変な事をしようと思ったのか・・・と後悔する日もありました。
そんな焦りと焦りと焦りで迎えたUNKNOWN ASIAでした。
今回出展作品のテーマは「Blue Bears」。
人の心の中に住む〈あるモノ〉を青いクマに見立てて連作として制作しました。
絵の世界に合わせあえてグラフィック表現のロゴマークを制作。ブースの方も絵の世界観に合わせた仕立てにしました。その甲斐もあってか、当日は沢山の方に見て頂けました。
作家活動は2016年頃より続けているのですが、やはり私の軸となっているのはデザインです。
デザインの周りに作家活動がふよふよと浮いている感覚で活動していて、どうしてもデザインの優先順位が高くなるので作家活動は空いた時間に、という事になるのですが、どちらも大切な活動である事には変わりません。
作家活動は正直オカネにはなっていないので、趣味と言われても仕方ない活動ではありますが、「デザイン」と「絵」が双方向き合って何かを起こせるのでは、と根拠の無い可能性のようなものを感じています。
UNKNOWN ASIAという「場」が、作家として意識を大きく広げてくれましたように感じます。
今はまだ「作家みたいなことをしている変わったデザイナーがいるな」と記憶に留めて貰えたら幸いです。
今までの制作物は作家用のインスタグラム(@yama_yo_sato)でご覧ください。